２日目・プリアタン市場から王宮へ

２日目、朝食後にぶらぶらとプリアタン市場へでかけてみた。１階は主に生活雑貨などのお店、２階へ上がってみると食品や食材を売っているお店がほとんどだ。既に10時を回っているので少し閑散とした感じ。ナシチャンプルを売ってるおばあさんのお店がありトライしてみたかったが、注文の仕方がわからず断念した。同じ２階にお菓子を並べているお店があった。スナックやクッキーのようなお菓子がセロハンのような袋に入っていて、これなら食べれそうだったので１つためしに買ってみた。星形の、少し弾力のあるクッキーのようなお菓子で、ゴマがかかっていて、これはとても美味しかった。６個ぐらい入っていて約30円ぐらいだったと思う。その場で食べて、お店のおばあさんに「エナック　スカリ！」と言ったら、うれしそうに笑ってくれて「ワン・モア？」と返された。

次に昨夜グヌン・サリの舞踊を観賞したプリアタン王宮に寄ってみたら、ちょうど大勢の人達が体操のようなことをやっていた。よくＴＶなんかで見る中国の朝の太極拳のような感じだった。中に入って広場の一角に座って、ボーっと眺めていた。

また、20～30人の中国人団体客が来ていて、女性客たちが、ステージの上でバリニーズのダンサーの回りで、見よう見まねで踊っていた。なかなか楽しそうであった。しばらくして時間が来たのか大型観光バスに乗って去って行った。

気がつけば私たち二人だけになっており、ステージのところにいるバリ女性達がこちらを見て何か言っている。こちらに近づいてきて話しかけられ、なんだか王宮の中を見学しろと言っているようだったので、いくらか忘れてしまったけど多分たいした額ではなかっと思うが入場料？を払った。勝手に門の中に入って見学するのかと思ったら、ガイド役のような女性がいて、私にはサロンと頭にかぶる帽子のようなもの、妻にはクバヤとサロンを持ってきてくれて、どうやらこれを着て見学するようだ。「これは気分が出ていい」。ガイド役の女性が私たち二人につきっきりで、いろんな場所で説明をしてくれて、「はい、写真撮りましょう。さあ、そこに並んで。」と常に笑顔で私たちのカメラで写真もいっぱい撮ってくれた。ツーショットの写真はなかなか無いので本当にありがたい。

私たちが見学中、他にも見学している観光客が何組かいたが、バリの衣装を着て見学していたのは私たちだけだった。他の観光客たちはガイドなしで自由にぶらぶら見学しているだけのようで、私たちを写してくれていたガイド役の女性にシャッターを押してもらおうとしたら無視されていた。どうやら私たちは有料の専属ガイド付きコスプレ見学コースみたいなものを体験していたようだ。しかし、たくさんの写真を撮ってもらい、帰国してからも写真を見返してみて、本当にいい想い出になったと思う。