バリ島旅行・シンガポール航空キャンセル Sep.2020
2017年9月、2018年2月と9月、2019年9月と3年間で4度訪れていたバリ島ウブド。そして当然2020年9月も飛行機と宿の予約を済ませ、楽しみにしてたのだが世界中に拡がった新型コロナウィルスのため残念ながら今年のウブド訪問を諦めざるを得ないことになりました。
旅の計画はまずエアチケットの予約から始め、フライトが確定したらホテルを予約する。まず日程を決め、出来るだけ現地滞在時間が多く取れ、料金も手ごろなフライトを探します。羽田を金曜夜発、翌週日曜帰国というパターンで、これまでの4度のうち最初の2回は往復ともシンガポール航空、最近の2回は往路エアアジア、復路ガルーダというパターン。今回は久しぶりにシンガポール航空往復便を予約した。
出発便は金曜の羽田22時55分発。会社から自宅へ戻り大急ぎでシャワーを浴びて羽田へ向かっても間に合う。シンガポールのチャンギ空港でのトランジット約2時間のあとシルクエアーでデンパサール着が土曜日の朝9時半頃。昼前にはウブドの宿に到着することができる。往路の最短フライトだ。空港からウブドへは最近KLOOKで送迎を事前に予約している。KLOOKは料金が手頃で、空港の出口でオレンジ色の制服を着たKLOOKのスタッフが大勢たむろしているので安心だ。
帰りは土曜日の夕方にウブドを出発し21時45分デンパサール発、チャンギ0時20分チャンギ着。トランジットは約8時間、夜中のチャンギ空港で過ごす事になる。いつもは空港内のソファーで眠ったりして、早朝にはフードコートの店も開店するので朝食に福建麺などでお腹を満たす。朝8時にチャンギを発って羽田に16時頃に到着。
今年の2月にシンガポール航空のホームページで航空券の予約を済ませ、ウブドのニュークニンの宿の予約も済ませ楽しみにしていたのだが。。。
5月頃から状況を見ていたが、6月には渡航を断念し、まずウブドの宿をキャンセル料金無料のタイミングでキャンセル。
さて航空券の方はシンガポール航空のホームページでコロナウィルスでのキャンセルについ ての案内をちょくちょくチェックしていたが、7月になってもなかなか9月便の案内がなくやきもきしていたが、7月下旬に久しぶりにホームページをチェックしたら、9月以降の便のキャンセルの案内が出ていたので、案内に従ってキャンセル手続きをした。
7月24日にキャンセルの申込み、払い戻しまで4〜6週間掛かるとの内容の自動返信メールが届いた。実際には8月17日に決済したカード会社からの返金があったので、思ってたより早くてちょっとビックリした。さすがシンガポール航空だと思った。
これで2020年のバリ島旅行はキャンセル、まだ来年のことはわからないが、行けるものと信じて、性懲りもなくあれこれ今からプランを夢想しているこの頃である。
プンゴセカンの寺院からガムラン音楽 Pura Dalem Pengosekan Sep.2019
プンゴセカンではPura Dalem Pengosekanの裏の方にあるゲストハウスに滞在していた。この時期、8月〜9月にかけて火葬の多い時期であり、プンゴセカンのPura Dalemでも合同火葬に向け準備が進められていた。
祭礼にむけて寺院も華やかな感じになっている。
Pura Dalemの正面の割れ門。両側の獅子と豚? 衣裳を着ているのはあまり見かけたことがないが、これも祭礼のための特別仕様なのかもしれない。
火葬が行われると思われる寺院の前の広場は、サッカーのゴールポストが置かれてあって、毎日近所の少年達5〜6人が集まってサッカーを楽しんでいた。インドネシアではサッカーが一番の人気スポーツで、バリにはバリユナイテッドというクラブがあり、ゲストハウスのスタッフの男の子のバイクにもバリユナイテッドのステッカーが貼ってあった。
ゴールポストの向こうに私たちが今回お世話になったゲストハウスの建物が見える。
寺院周辺を散歩していると境内の中からガムラン音楽が聞こえてきた。残念ながら正装してなかったので中に入ることが出来ず、門の外から覗かせてもらった。
寺院の隣の集会所では早朝から正装したお母さんたちが皆んなで祭礼の準備に忙しく働いていた。バリでは儀式の準備や日々のお供え、お祈りをするのは女性の役目のようで、隣の境内でガムランを演奏してるのは全員男性だった。男女の役割がはっきりと分かれているようだ。
残念ながら旅程の関係で火葬儀礼を見ることは出来なかったが、プンゴセカンでの滞在中、バリの人たちの生活を垣間見ることができ、想い出深い旅行となった。
ここ3年間毎年訪れていたバリ島ウブド、まさか1年後に新型コロナウィルスにより世界中がこの様な状況になるとは思いもよらなかった。今年2020年9月4日に出発を予定していたバリ島ウブド旅行はキャンセル、来年にはウブド訪問できるような状況になってることを祈るばかりだ。
プンゴセカンの朝市 Sep.2019
ウブドの早朝は涼しいというより、肌寒いぐらいだ。この時間帯、まだ少し薄暗い頃からただなんとなくぶらぶらするのが気持ちいい。
ゲストハウスの周辺を散歩がてらにぶらぶら。周辺は民家の密集地で、早朝から年配のイブ、若い女性たちが家の前を掃き掃除している。
ゲストハウスのすぐ近くにのPura Dalem Pengosekanの周囲は小学校や集会所などががあり、村の中心地のような場所だ。
Pura Dalemの裏手?の方のちょっとした広場のようなところに朝市が開かれ、大勢の人が買い物にやって来ていたので覗いてみた。
焼いて食べる様の青いバナナ、トウモロコシ、茄子やいろんな野菜を売る八百屋さんかな?
お隣は何かなぁ?コロッケの様な形や奥の丸いの、多分魚の身や鶏肉を練りものにしたツミレの様な奴、Bakso Ayamなんかに入ってる奴っぽい。
自転車でやって来て買い食いする子供たち。
鍋と言うよりはタライの様なところのおかずが美味しそう。色的に結構辛そうにみえる。
こちらのナシチャンプル屋さんも美味しそう。
お供えのチャナンの材料の花を売る店も市場の定番だ。
こちらはバリ人の大好きなBebek、アヒル。日本の普段の生活ではまるごと一羽を見る機会は少ないが、バリの市場では普通こんな感じで売られている。 普段パックに入った切り身しか見たことのない者にとっては一瞬ビックリする。
プンゴセカンぶらぶら歩き Sep.2019
プンゴセカンのゲストハウスに滞在中、周辺をぶらぶら散策した。プンゴセカンといえばプンゴセカンスタイルというバリ絵画でも有名なエリア。AからBの道路はJl.Raya Pengosekan、ウブドのJl.Hanomanをまっすぐ南下し、プンゴセカン地区に入ると道路の名称もJl.Raya Pengosekan(プンゴセカン大通り)と変わる。一日中自動車やバイクがひっきりなしに通る道路だ。
プンゴセカン滞在中、ゲストハウス周辺をぶらぶらした時の様子。
地図上A地点は、ウブドのココマートの前を南下し、アルマ美術館 の前を通って、いつも大渋滞してるGSの三叉路を更に南下するとすぐの交差点、右折すればニュークニンの方へ行く地点。ここから南下(地図上では下へ)して行きます。
ちょうどA地点の交差点の角あたりにあるパダン料理の店。店のウィンドウにおかずの載ったお皿を積み上げているのがパダン料理店の特徴。テイクアウトもお客さんが多いは、ここは店内にも客席が結構あって、夜は多くもお客さんで賑わっていました。ウィンドウのSARI MINANGといのもほとんどのパダン料理店の看板で見る文字です。
サテカンビンの店。テイクアウトの女性二人はヘルメットを被ったまま出来上がりを待っていた。ワルンのおかみさんは一目でムスリムとわかる被り物を頭から被っている。ララパンの垂れ幕はお隣の別の店。
立派な民家の門構え。不思議なデコレーション。お面に何か意味があるのだろうか。。。バリの屋敷は門の後ろに衝立のような形の壁があり、中が見えないような作りになっている。この衝立にはよくガネーシャが置かれてるのを見たような気がする。
渋い色柄のクバヤとサロンのイブ。
地図上B地点のところまでやってくると、左手にPura Puseh Pengosekan、村の発祥を祀るお寺で、守護の神ヴィシュヌ神を祀ってます。左手の塔はクルクルという、日本のお寺の鐘楼のようなもので、村人に何かを知らせる時にカンカンと鳴らす塔です。
こちらは寺院の正面。この寺院の道路を挟んで向かい側にPura Dalem Pengosekan、死者を祭るお寺、があり、ちょうどこの数日後に合同火葬儀礼があるということからか、祭礼の飾り付けがされていました。 白と黄色はシヴァ神の象徴。また寺院に参拝する際の正装は白と黄色という。
散髪屋さん
Jl.Ray Pengosekanとゲストハウスの看板。
ここは店の前の屋台に表示がある、サテアヤムは焼き鳥、カンビンは山羊の串焼き、グレは山羊のスープ。この手のワルンはなぜかたいていMADURAという店名なのが不思議だったが、カンビン(山羊料理)がマドゥラ島の料理だかららしい。また店をみどり色にしているのはムスリム のお店の特徴だ。
ビューティサロン(DIAN Beauty Salon)。さすがに散髪屋に比べて派手というかカラフルな看板。看板はDIAN だがウィンドウはDIYAN。
ワルン(WARUNG PAN DANA)。Rp.10,000-の表示。なにをたのんでも10,000ルピア(約80円)ポッキリなんだろうか?
プンゴセカンの通りの風景です。右手に見えるのはKFCならぬJFC、ウブド周辺でもあちこちで見かけるようになったフライドチキンの店。ケンタッキーのパクリそのもので笑える。
地図上のC地点からB地点の方を見た写真。手前はPura Dalem Pengosekanで奥にわずかに見える赤っぽい屋根はPura Puseh Pengosekan。数日後の合同火葬儀礼に備えて白と黄色で装飾されてます。
写真には写ってないが、このあたりは周辺の家で飼っている犬が数匹いつもウロウロしていて、噛まれないかとビクビクしながら歩いていた。まあそれもバリ旅らしさがあっていいのだが。
バイクでサンゲエ方面へ③ モンキーフォレスト Pura Bukit Sari
モンキーフォレストといえばウブドのそれが有名であるが、サンゲエにもモンキーフォレストがある。
先に立ち寄ったTaman Mumbul からバイクで数分、入口の方へ向かうとそれらしきところに出ていったが、大掛かりな工事をやっていて、「あっちだよ」と指された方へ向かう
入口のゲートで入場料を支払って中に入ると、広々とした駐車場と売店がある。ゴアガジャの駐車場に似た感じだが、訪れた日は駐車場はがらんとしていて、お店も半分ぐらい閉まっていた。ウブドのモンキーフォレストとは違って、ちょっとさびれた感じだ。
とはいえ商魂たくましいおばさんがヤシの実ジュースを売りつけようとしきりに声をかけてくる。
エントランスの方に向かって歩いて行く。ここを訪れる観光客は少ないせいか、閑散としていて広々と感じる。この広場のようなところに揃いのグリーンのポロシャツにサロンという姿の人たちが観光客を迎えてくれる。バリ島でよくある、勝手についてきて後でガイド料を請求するようなガイドではなく、村人の無料ボランティアガイドということのようだった。ほとんどの観光客は詳しい説明を聞くというより、カメラのシャッターを押してもらったり、肩に乗っかってきた猿を追い払ってくれたり、ボディガード役といったところだ。うちの妻も猿が肩に乗ってきて、驚いて悲鳴をあげるとガイドさんが直ぐに追い払ってくれて助かった。
巨大なハヌマーン像。
モンキーフォレストとは実はPura Bukit Sariという寺院だった。ということでモンキーテンプルとも呼ばれいる。
日本の神社の参道のように一直線に伸びた道の突き当たりが寺院。人影もほとんどなく静まり返って、深閑とした感じ。
突き当たりまで行くと寺院がある。
ここまで来るとようやくお猿さんが現れてくる。
お猿さんには物を取られないように気をつけないといけない。ここのお猿さんはすぐに肩に乗っかってきて、この写真の女の子は肩に乗られてオシッコをされてキャーキャーと楽しそうだった。
綺麗な衣裳を纏った男女が撮影をしていたのでスタッフに聞いてみたら、結婚の前撮りということだった。撮影している脇で、自分のカメラで撮っていいか聞いたら、いいですよと言ってくれたので撮らせてもらった。後から来た他の観光客も一斉にカメラを取り出して構えると、こちらの方に視線を向けポーズを決めてくれた。大勢の観光客からおめでとうと言われてお二人も嬉しそうだった。しかし衣装もさりながら、なんと美しいお二人。
お猿さんよりもこのお二人のことが想い出に残った。
バイクでサンゲエ方面へ② Pura Taman Pancaka Tirta Mumbul-Sangeh
Tirta Taman Mumbul Sangeh を一通り回った後、道路を挟んで向かい側にも公園のような場所があったので入ってみた。
入口に看板にはPENGELUKATAN PANCORAN SOLASという表示がある。ゲートのようなものはなく、誰でも出入り自由だ。
園内はきれいに整備されていて、植物や噴水、池には鯉のような魚が泳いでいる。ところどころに屋根のある東屋が点在し、座って休憩できるので、私たちもしばらく座って休憩したが、園内は誰も見あたらず静まり返っていた。
入口の左手にちょっと大きな池があり、沐浴場のような石像から水が流れ出ている。 向こう側には寺院 のような建物が見えている。
そのままどんどん一番奥まで行ってみると沐浴場があり、何人かの人がお祈りをしていた。
更衣室やロッカールームが備わった建物があり、手前の階段を降りていったところに沐浴場がある。
ヒンドゥーの神様から流れ出る聖水。神様の名前のプレートがある。写真の奥から入って、手前の方へ順番に沐浴をしていきます。
最初に入ったところから反対がの方へ戻っていくと寺院があった。Pura Taman Pancaka Tirta Mumbul Sangeh 。寺院の名前の感じからすると水に関連深い場所のようだ。
寺院の前にはヒンドゥーの神様、ブラフマ、マハデワ、シヴァ、イスワラ、ビシュヌ神の聖水。
出口のところにあった案内板、内容からすると実はこちらが入口だったようである。
mataは眼、airは水というインドネシア語、mata airで泉水=庭園に作った池。因みにair mataと逆になると涙という意味になる。
案内板によると、6時から17時まで開いていて、寺院の施設の維持や修理費用として、聖水を持って帰る場合、1ガロン/缶あたり2,000ルピアの寄付が必要である。生理中の女性は取水エリアに入ってはいけない。聖水を汲むときは警備員に手伝ってもらってください、というようなことが書かれたあります。
バイクでサンゲエ方面へ① Tirta Taman Mumbul Sangeh
毎年のようにウブドに滞在しているので周辺の観光名所はほとんど訪れた。ということで今まで訪れたことのないサンゲエのモンキーフォレストとその周辺にも何かないかグーグルマップを見てみると、すぐ近くにTaman Mumbul Sangeh という公園があることがわかったのでとりあえずこの2カ所に向かうことにした。
ゲストハウスでバイクをレンタルしグーグルマップのナビをセットして出発。ゲストハウスの奥さんが、この時期はポリスが多いから気をつけて行ってらっしゃい、と言ってくれた。
ウブドからサンゲエまでバイクで小一時間ぐらいだろうか。途中ライスフィールドが広がる、なんとも美しい風景の場所もあり、交通渋滞もなく快適なバイクツーリングだった。
Tirta Taman Mumbul Sangeh に到着。
入口でバイクの駐車料金2,000ルピアを払うとちゃんとレシートをくれます。
公園は無料で出入り自由だった。公園といっても大きな池があり、池の一番奥側に寺院があるだけで、わざわざ観光客が訪れるようなところでもなさそうだ。
到着したときはアヒルにエサをやって遊んでいるローカルの家族連れしかいなかった。ローカルの家族連れや恋人同士のちょっとした憩いの場所なのだろう。
バリでよく見かけるバンヤンツリーのご神木。
観光名所によくあるインスタ用の写真撮影スポット。奥の寺院まで行って帰って来るとき、後から来た10数人のインド系のツーリスト男女がこの筏に乗って写真撮影大会を行なっていた。
奥の方に行くと、池の中に3層のメルの塔があり、細い通路を通って目の前まで渡ることができる。通路が細いので落ちないように気をつけないと。。。
池には魚がたくさん泳いでいるのが見える。
細い通路を通って真ん前まで行ってみた。鉄の扉が閉まっていて中には入れない。
一番奥にあるヒンドゥー寺院。階段を上っていくと森を背に寺院の本堂がありました。
帰る頃になるとクバヤにサロンを巻いた10人以上はいたと思うが、団体の観光客がバスでやってきたので、この辺りの観光ルートの一つになっているのかもしれない。
どちらかというと観光に訪れるというよりは、お弁当持参で池を眺めながらのんびりするのに向いている場所だ。