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バリ島・ウブド旅記録となんやかんや

合同火葬儀礼(Ngaben Masal)④ Sep.2018

プトゥラガン(火葬棺)と遺体を運ぶ塔型の輿(これはバリ・ヒンドゥーカーストによってバデやワデと呼び名が異なる)が続々と広場に入っていく。

 

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広場には4本の柱に天井のついた火葬台がいくつも設営されていて、そこに男たちに担がれてきたプトゥラガンが置かれたあと、続いてバデやワデから遺体がプトゥラガンへ移される。

 

 

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行進してきたガムラン隊は広場のあちこちに陣取って、まるで景気づけのように激しく楽器を打ち鳴らしている。実際、この現場にいるとうだるような暑さと耳をつんざくようなガムランの金属音、大勢の人混みに圧倒され目まいがしそうになるぐらいだった。

 

 

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プトゥラガンもカーストによって形が牛型や、獅子型、魚型などいろいろと決まりがある。これはトラのように見えるが。。。

 

 

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白い牛は聖職者(バリ・ヒンドゥーのお坊さん)、最高位のカーストによって使用される。王族や貴族は同じく牛型であるが黒い牛である。牛型のプトゥラガンはルンブーと呼ばれる。

 

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火葬台に設置が済むと遺族や大勢のバンジャールの人達が見守るなか、男たちの手によって棺桶がバデから運び出され、遺体がプトゥラガンの中に収められる。

 

 

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火葬会場となった広場のあちらこちらでバンジャールの男達が競うようにガムラン楽器をガンガンと打ち鳴らすなか、プトゥラガンやバデが火葬台へと運ばれて行く。