ARMAオープン・ステージのケチャ・ダンス「Cak Rina Dance」Sep.2018
満月と新月の夜のみARMA美術館のARMAオープンステージで開催されるケチャ・ダンスを観にいった。今回の滞在中、たまたま新月の夜にあたり、以前から一度観てみたいと思っていたのでラッキーだった。
会場のARMAオープンステージは、ウブドの南、プンゴセカンにあり、私たちの滞在ホテルからバイクで10分程度のところ。敷地に入ってチケット売場の前にバイクを停めてチケットを購入。Rp100,000(約800円ぐらい)、日本語のパンフレットも用意されてる。
開演前のARMAオープンステージ。
19:30開演、私たちは開演の15分ぐらい前に到着したが、前列の方は既にいっぱいで、3列目の空いてる席に座った。
大勢の男たちがあらわれて、チャッ・チャッ・チャッと始まる。ラーマヤナ叙事詩のなかの、スバリとスグリワの戦いを題材としたストーリーが演じられる。
火の玉の蹴り合い、投げ合いなど迫力もので、蹴り過ぎて客席の方まで火の粉が飛んで来たりして、前列の方はちょっと危ないのではと思う場面もあったりする。
以前他の会場で観たケチャは、舞踊が終わってから、木馬を持った男性が登場して、火の中を暴れ回るもので、あれはあれで燃えてるヤシが飛んできたりで怖かった。
この方がリノ氏という有名な舞踊家の方らしい。途中で客席の方にやって来て、ノリのいいお客さんをステージへ上げて掛け合いをしたりする。
パンフレットに「アルマで公演されるケチャ・ダンスは1974年ジャワ島出身の振付師サルドノ・W・クスモによって創作された、一般のケチャとはかなり雰囲気を異にする独特のものです」と記されていた。
確かにこれまで観たケチャは女性の踊りがメインで優美な感じだったが、アルマのものは男性のみで演じられ、戦闘的な力強いパフォーマンスの見ごたえのあるものだった。
ケチャもいろんな流儀があるようだ。