バリ舞踊とガムラン音楽 Semara Pegulingan MANDALA GIRI ② Sep.2018
Kakang-kakang(歓迎の舞)の次の演目はBaris(Warrior Dance)=戦士の踊り。
寺院の奉納舞踊のひとつで、大勢の男子が神の前で戦士の雄姿を披露する。バリスにも様々な種類があるらしいが、ウブドの定期公演で演じられるのはバリ トゥンガル(Tari Baris Tunggal)といわれる一人で踊るものが主流。また、男の子が最初に習う踊りもこのバリス トゥンガルで、日曜日午前のウブド王宮での子供たちの踊りの練習でも小学生ぐらいの男の子が数人、このバリスの練習をしていた。
バリスの衣装も煌びやかでとても美しい。踊りは静と動の繰り返しで、頭の冠の飾りが揺れてキラキラと輝き、カラフルな鎧をモチーフとした衣装は踊りの動きにあわせて大きく広がったりと変化があり、観ていて飽きない。
パンフレットの解説
A traditional Warrior dance,the dancer gradually move from calm observation to passionate and courageous readiness for battle.
この日の踊り手は何歳ぐらい、小学3~4年ぐらい?の少年で、まだまだあどけなさの残る表情であるが、しっかりと演じていた。
バリスダンスは舞踊グループによって少年だったり、青年だったりする。青年のほうが年齢や体格の分、戦士としての力強さなど見応えがあると思うが、少年もなかなかの踊りを見せてくれる。
このあと看板演目のレゴンダンスへと続く。