火葬儀礼 Upacara Pitra Yadnya@Penestanan Kaja⑥ Sep.2019
朝8時頃から始まった準備も整い、11頃予定通り通りに並んでいたプトゥラガンが火葬会場に向かって順々に出発。村のPECALANG(自警団)がトラブルの無いように交通規制、プトゥラガンの誘導、進行を行う。バリでは村の行事はPOLISI(警察)よりPECALANGが仕切ります。男たちに担がれたプトゥラガンは十字路の真ん中でぐるぐる回る。これは亡くなった人が、家が恋しくて帰ることが出来ないように方向を分からなくし、無事に昇天するためだということらしく、反時計回りに3回転します。
プトゥラガンの上には亡くなった方の孫が乗るとのこと。小さな子どももいれば、青年もいますが、全て男性だったので、女性は乗ることが出来ないようだ。恐らく宗教上の何らかの理由があるのだろう。
こちらはプトゥラガンの上に一人、下に二人。5年に1度のイベントなのでこの5年のあいだに家族の数人が亡くなることもあるのだろう。
小さな子供が乗ってる場合は落ちないようにゆっくりと進んでいくが、中にはまるで日本のお祭り神輿のように勢いよくぐるぐる回転しながら、上下に揺らしたりするグループもありました。
火葬会場の手前の寺院の前で再びぐるぐる回った後、お坊さんから聖水をかけてもらってました。
写真左下の白い装束の方が僧侶。ちょうど聖水をかけているところ。
いよいよ火葬会場へ向かっていきます。