火葬儀礼 Upacara Pitra Yadnya@Penestanan Kaja⑨ Sep.2019
朝の8時頃から準備が始まった合同火葬もいよいよ火葬の本番が近づいてきました。
プトゥラガン(火葬棺)の周りは遺品などを収める家族たちでごった返してます。日本のお葬式と違ってお供え物や衣装、葬儀の装飾などあらゆるものがカラフルです。
拡声器で順々に名前を呼ばれた遺族がお坊さんからプトゥラガンに点火する時に使うお線香を受け取ります。
いよいよプトゥラガンに点火が始まりました。
あっという間に火が広がります。
皆さんじっと黙って燃え上がる炎を遠巻きに見つめています。物珍しく見物している私たちツーリストと異なり、遺族の方たちはきっと亡くなった方との在りし日の想い出を回想し、冥福を祈っているのでしょう。
点火から数分で全てのものが燃え尽きました。本当にあっという間です。
火葬が終わると遺族ごとに集まり、お坊さんは遺灰をすりつぶします。バリヒンドゥー教では最後に遺灰を海に流すようですが、海から遠い地域では川に流す事も多いようです。
夕方の4時頃、ここまで見物してようやくゲストハウスへ戻りました。
ゲストハウスに戻って一休みし、Cafe Vespaで夕食を済ませ部屋でのんびりしていると、火葬会場の方から相変わらず何やら拡声器の音が聞こえてくるので、妻にモノ好きだと呆れられながらも、再び会場へ見に行って見ました。皆さんが座っていた場所に台が設えられ、このようなことになってました。この後皆さん一斉に行列を組んでプネスタナンの村を通り越してチャンプアンの方へ向かって行きました。川へ遺灰を流しに行ったのかもしれません。。。
長い長い1日でしたが、バリの人はこの日の前後1週間、計2週間ぐらい何らかのイベントが続くみたいです。
今回のウブド訪問での滞在先を、今まで訪れたことのなかったプネスタナンに決めて、偶然5年に1度の大イベントに居合わせる事が出来てとても幸運でした。