プネスタナン郊外を歩く① Sep.2019
最近ではウブドもすっかり田んぼの景色が無くなった、なんて聞くが、確かに王宮近辺、モンキーフォレスト通りやハノマン通りの賑わいは相当なものだが、あくまでも通りに面した部分であり、裏手の奥へ入って行くと田んぼや畑が広がっている。
今回滞在したプネスタナンは、ウブド王宮からチャンプアンの橋を渡った向こう側、サヤン方面にある。閑静な、とは言わないが、バリ人の住居が中心ののんびりとした感じの村で、大型ホテルなどは無く、民家の一部をゲストハウスやヴィラとしてるところが多い。また民家の集まる中心部から外れると一面ライスフィールドが広がっている。
プネスタナンの住居密集地を北へ進み、突き当たりの寺院手前を左折し進むとT字路に当たる。ヴィラやワルンの看板の指す右(北)へ進む。
因みに後日左へ行ってみたら50メートル位先にヴィラがあり行き止まりだった。
右へ曲がるとクルマの通れない幅の狭い道になり、しばらくは両側に民家兼ゲストハウスやヴィラが続く。
徐々に建物が疎らになり、田んぼが現れてくる。 まだ田植えが終わって間もなしのようだ。
この辺りの建物はほとんどがゲストハウスやヴィラを兼ねた住宅だ。 こちらの田んぼも田植えが終わったばかりのようだ。
どんどん歩いて行くと民家やワルン、ヴィラもなくなり、景色を遮るものがなくなり、両側一面に畑が広がる。
農作業の人がバイクで通れるぐらいの細い道が続く。クルマは通らないのでのんびりと歩けるのが良い。
いつのまにか畑から田んぼに変わりコンクリートの畦道が延々と続く。この時は夕方近く、曇っていたので歩くのが苦にならなかったが、日中ピーカン晴れだと暑くてたまらないだろう。
たまに農作業の人がバイクでやってくるとコンクリートから降りてバイクが通り過ぎるのをやり過ごす。みんな「ありがとう」という感じでニコッとして通り過ぎて行く。
収穫期が近いのか黄色くなった稲や、まだ青々とした稲。日本と違って1年中が収穫期で、あっちこちで田植えのタイミングが違うので稲の成長もズレている。日本では見れない風景だ。
こちら側の面は収穫期までまだまだこれから。
こちらは田植え前、向こう側は既に青々とした稲、スズメ脅しの吹き流しがカラフルだ。
行けども行けども両側は田んぼや畑の農地が続く。 椰子の木が無ければ日本の田舎の風景と変わらないはずだが、椰子の木の有り無しに違いが決定的に印象を変えていると思う。
バリ島名物?田んぼのアヒルたち。
バリの水田の水の管理、世界的に有名なスバック。
もうここまで来ると終わりに近く、橋を渡って少し坂を上がると広い通り、Jl.Raya Lungsiakanに出る。この通りを右に行けばネカ美術館の方へ、左へ行くとクデワタン方面になる。私たちは左、クデワタン方面へ進むことにした。